「M―1」決勝進出者が避けて通れない「儀式」 舞台裏でも芸人根性発揮し、さあ決勝は18日!
2022年12月08日 18:00
芸能
夜11時、記者会見が終わると、ファイナリストたちはスタッフとともにタクシーに大急ぎで乗り込みます。向かうはABCテレビの東京オフィス。そこに存在する会議室という会議室は全て、ファイナリストのためにドアを開け、今か今かと待っているのです。それは、ファイナリストしか経験できない決勝戦に向けた“儀式”を受けてもらうため。放送や公式HPなどで使用するファイティングポーズなどのスチール写真撮影、決勝戦へ向けた意気込みなどを文字としてお届けするためのペン取材、決勝戦で紹介VTRとして流すための映像収録、プレゼント企画用のグッズへのサイン、YouTube用の動画撮影など、各組が休む間もなく各会議室へと連れまわされるのです。
せっかく勝ち取ったファイナリストの座に思いっきり酔いしれることもできず、でもなんだかフワフワしているような…そんな状態で、スタッフに言われるがまま“儀式”をこなしていきます。
そんなファイナリストになりたての輝かしい芸人さんたちを間近で見ながら、私が思うことはズバリ、“芸人さんはいろんな意味でカッコイイ”ということ。「M-1」のPR担当をするのは今年で5年目ですが、中には少しくたびれたインナー(写真撮影の時に服を脱いでいただくので…)を身に着けている芸人さんを見て、生活に苦労をしても人を笑わせようとする無骨な姿勢や、人を喜ばせるために想像力をフルに働かせている姿にリスペクトの気持ちしか出てこないな…と。
ちなみに、ロングコートダディさんにも服を脱いでいただいたんですが、ハンガーにかけるため服を預かろうとしたら、ジャケットからインナーまで服を次々とボケで床にたたきつけられて、撮影していた部屋は爆笑に包まれるなんてこともありました(笑)。
さぁ、今年の「M-1」キャッチコピーは「漫才を塗り替えろ。」です!
一体どんなコンビが、新たな漫才を生み出すのでしょうか。私もワクワクが止まりません!
▼執筆者プロフィール
K川・・・報道記者、デスク、編成を経て今に至る(久々に原稿を書いて手が震えました…)。趣味は旅行、プログレメタルを聴くこと、映画を観ること…クセ強めのY中さんと飲みに行くこと(笑)。