藤井王将 羽生九段に完勝 来月開幕王将戦“前哨戦”で弾みの128手 最後は鮮やかな寄せ展開
2022年12月09日 04:56
芸能
棋王戦独特の挑戦者決定2番勝負は、勝者トーナメント覇者の佐藤が1勝を挙げた時点で渡辺明棋王(38)=名人との2冠=への挑戦権を得る。敗者復活トーナメント勝ち上がりの藤井は挑戦まで2連勝が必要だが「まずは第2局まで持ち込んで、決定戦を盛り上げるよう頑張ります」と控えめな決意を明かした。
一方の羽生は敗退が決定し「駒がぶつかったあとにミスしたような気がする。久々にいいところまで勝ち上がったが、まだまだ力が足りないと感じました」と視線を落とした。これで藤井とは通算1勝7敗となったものの、借りを返す機会はすぐにある。戴冠通算100期が懸かる来年1月開幕の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負。ファンが心待ちにしている藤井とのタイトル戦初対峙(たいじ)が控えている。 (我満 晴朗)