伊藤惇夫氏 岸田首相の防衛費増・財源言及に「岸田政権で党高政低…官邸主導を取り戻したい思いが」

2022年12月12日 14:50

芸能

伊藤惇夫氏 岸田首相の防衛費増・財源言及に「岸田政権で党高政低…官邸主導を取り戻したい思いが」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 政治アナリストの伊藤惇夫氏が12日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。岸田文雄首相が防衛力を抜本的に強化・維持するため、2027年度以降の毎年度約4兆円の追加財源が必要だと述べ、このうち1兆円強を増税で賄う方針を表明したことに言及した。
 政府、与党は11日、防衛費増額の財源として法人税、たばこ税、東日本大震災後に設けた復興特別所得税を活用する方向で調整に入った。法人、たばこの各税は2024年度以降に段階的に増税。復興特別所得税は税収の一部を防衛に転用し、期限を延長することを検討する。政府には法人税で7000億~8000億円、たばこ税で2000億円程度、復興特別所得税で2000億円程度を確保する案がある。ただ自民党内で増税議論は煮詰まっておらず、予定通り15日に与党税制改正大綱を取りまとめられるかどうかは不透明になっている。

 伊藤氏は、岸田首相がこの時期に増税に言及した理由について「安倍・菅政権の政高党低が岸田政権で党高政低になった。財源論を持ち出し、官邸主導を取り戻したい思いがあったのでは」と自身の見解を述べた。
【楽天】オススメアイテム