古舘伊知郎 マスク拒否で運航妨害した男に「判決は妥当」も公判でのアクリル板は「見せしめ」
2022年12月14日 16:10
芸能
判決などによると、被告は2020年9月、ピーチ・アビエーションの釧路発関西行きの機内で新型コロナウイルス感染対策のマスク着用を拒んだことを巡り、他の乗客に侮辱されたとして大声で謝罪を要求。安全阻害行為をしないよう求める命令書を渡した客室乗務員の腕をひねった。21年4月には千葉県館山市の飲食店でマスク着用を拒んで店の業務を妨害し、駆け付けた警察官の顔を殴った。
奥野被告はこの日も「ノーマスク」で出廷。判決後、法廷で「まるで中世の魔女狩りだ。私は無罪で冤罪だ」と大寄裁判長に大声で詰め寄り、閉廷後の取材には「謝罪も反省も一切するつもりはない」と話した。
古舘は「ピーチ側(の行動)は当然ですよね。これだけ周りのお客さんに迷惑かけたわけだから、見せしめというのも含めてこれぐらいの判決は妥当と思います」とした。
その上で「ただ、気になるのは、あの当時の機内の状況であまりにもこの人は協調性がなさすぎて合わせてくれよ、マスクしてくれよってなるじゃないですか」と2020年9月の状況ならば、マスク着用を求める動きは理解できるとしながらも「今、マスクをめぐってフェーズが変わってきてて、裁判でこの人(奥野被告)が証言台に立っている時に2メートルのアクリル板で囲う形でやってたってのも、ちょっとそれもマスクをしないことへの見せしめがまだ続いているのかなって。それには違和感がありますね」と率直な意見も口にした。