地震会見でおなじみの気象庁女性職員は誰? ストイックさに住田弁護士驚き「担当変わったらぜひ休暇を」

2022年12月14日 18:31

芸能

地震会見でおなじみの気象庁女性職員は誰? ストイックさに住田弁護士驚き「担当変わったらぜひ休暇を」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 元東京地検検事で弁護士の住田裕子氏が14日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、気象庁の会見でおなじみの女性のストイックさに賛辞を送った。
 今年は下半期で震度5以上の地震が4度、発生するなど、日本各地で大きな地震が頻発。気象庁が会見を開いて説明する機会も多くなった。番組では、その際に取材対応する女性の素性を深掘りした。

 黒髪の短髪にめがね、口元が見えるクリアなマスクを着用して会見に出るこの女性は、気象庁の鎌谷紀子・地震津波監視課長。この部署では初の女性課長という。

 今年4月に着任した鎌谷課長は、庁内で長年、地震を担当。番組の取材に「カメラの前に何万人もいるというふうに考えると、それだけでしゃべれなくなってしまう」と打ち明け、「そこにいる記者さんとカメラマンさんに対して説明をする。でも頭の中では被災地の方のことを考えてしゃべる」と心構えを口にした。

 鎌谷課長の主な仕事内容は、大地震、津波の際の会見での説明、津波警報を出すかの判断、防災の取り組みや情報の普及という。夜の地震の際には、割れたガラスなどでケガをしないよう、スリッパを用意するよう促すなど、きめ細やかな説明を心掛けている。

 特徴的なマスクについては、「口元が見える方が、聴覚障害の方に限らず、何をしゃべっているのか、この人は何を言いたいのか、表情もよく見えるので分かりやすくていいかなと思っています」と説明した。

 24時間、365日、監視を続け、警報を出す責任者とあって、「電話をビニール袋に入れてお風呂に持ち込んでいます」と、まさかのお風呂ルーティーンを明かした。実際に入浴中に電話が鳴ったことが2度ほどあり、「その時ちょうどシャンプーをしていたので、泡だらけの手でビニール袋を開いて取ったということがあります」と振り返った。晩酌も控え、趣味の温泉旅行も行けず、年末年始は気象庁近くのホテルに宿泊して、有事に備えるという。

 仕事に対する鎌谷課長のストイックすぎる姿勢に、住田氏は「まさに命を守るエッセンシャルワークですよね。お仕事両立、大変だと思いますけど、担当が変わった時はぜひ、しっかり休暇を取っていただきたい」と笑顔でエール。また「(後に続く)女性のために、誇りを持って、きめ細やかな配慮でお仕事を続けていただきたい」と期待を寄せた。
【楽天】オススメアイテム