岸谷五朗「楽しみで楽しみで仕方がない」　14年ぶり外部公演「歌うシャイロック」

　俳優の岸谷五朗（58）、女優の中村ゆり（40）、真琴つばさ（58）が15日、都内で舞台「歌うシャイロック」の製作発表に出席した。 　演出家の鄭義信氏がシェイクスピア戯曲「ヴェニスの商人」を再構成した作品。全編関西弁で笑いあり、涙ありで描く。

　岸谷が自身が主催する演劇ユニット「地球ゴージャス」以外の外部公演に出演するのは14年ぶり2度目。「義信さんの作品ですから、楽しみで楽しみで仕方がない。シェイクスピアをより深く、多面的に楽しめる作品になると思います」と胸を膨らませた。

　全編関西弁であることについて「同じ街でシェイクスピアが一升瓶持って飲んでいるんじゃないかと思うくらいシェイクスピアを身近に感じる」とアピールした。

　中村は「大阪で育ったので関西女の根性丸出しで挑もうと思います」と意気込み。真琴は「今の時代にも通用する女性の強さ、希望を表現できたら」と語った。

　真琴は初共演の岸谷に対し「たぶんすっぴんが似ているんですよ」と話し、笑いを誘った。岸谷も「知り合いだったと錯覚するくらい親しみやすい」と早くも和気あいあいとした雰囲気だった。

　来年2月9～21日に京都・南座、2月25～27日に福岡・博多座、3月16～26日に東京・サンシャイン劇場で上演される。