「silent」プロデューサーが語る脚本家の魅力 本人は意識せずに生まれる“伏線”「構成うまいなと」
2022年12月18日 12:55
芸能
村瀬氏は生方氏抜てきの理由を2つ挙げた。生方氏が大賞を受賞したヤングシナリオ大賞の審査員を務めており「最初1ページから、何ならあらすじを見た時にもういいなと思って。そのあと、頭から読んでいってすぐに引き込まれて、読み終わって、ちょっと泣いてた」と回顧。そんな様子に妻から「そんなふうにあなたがなるの珍しいね」と言われるほどだったといい、「読んだ時にジーンと来て。講評を書く時に“これが大賞です”ってもう書いて。自分では満点付けて送ったわけ。それぐらい、読んだ時に他との違いが明確にあった」と明かした。
その具体的な理由の1つは「セリフ」だとし、「この人にしか書けない、セリフだなって感じた」と説明。もう1つは「構成力」だとし「1時間の中で起承転結」があると評価した。
「silentでは脚本の“伏線”も話題となっているが、これには生方氏は「あったかな…」と困惑。村瀬氏も「本人(の自覚は)ないのに結果、伏線になるって。(シナリオ大賞の時に)それがもうあったの。構成うまいなと思って」と振り返り「このセリフ力と構成力があったら、絶対に面白い連ドラができるなって思ったんで、すぐに連絡して“一緒にやろう”って。何も決まってなかったけど、とりあえず何か企画やろうってやり始めた」と振り返った。
風間氏も「(脚本を)読んでいく中でどう表現するかみたいなことって、あまり無理なく、自分の中で考えが尽くせたというか、オファーをいただいて、やる決断をしたのは村瀬さんの誘いっていうのもあるけど、シナリオが好きになってお受けしたのが大きかった」と話した。