【M-1】ウエストランドは毒舌新風 大吉「不思議で新しいボヤキ漫才」立川志らく「毒があるのが面白い」
2022年12月18日 22:45
芸能
10組が参加した決勝ファーストラウンドは3位通過ながらも、審査員は高評価連発。井口が「松本さんが前回の時に、もっと“刺して”ほしかったと言ったので、最悪どうなっても松本さんのせいにしようと思って、思い切ってやりました。それがよかった」と話し、お笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志(59)は「いや、ちゃんと来てくれたと思うよ。おもしろかった。全然、進化しているというか、すごい楽しかったですね」と称えた。
落語家の立川志らく(59)も「今の時代は人を傷つけてはいけない時代なんです。それが人を傷つけまくるでしょ。だから、あなた方がスターになってくれれば時代が変わる。本来、笑いというのはそういうもの。毒があるのが面白いので、これが王道になってほしいという願いも込めて、98点にしました」と今大会、審査員で最高得点となった98点の理由を話し、5年ぶりに審査員を務めたお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉(51)も「これまでのボヤキ漫才は、ツッコミがきつく怒らないと成立しなかったんですが、ここはなんで成立するのか、不思議で新しいボヤキ漫才」と称えた。
さらに「中川家」の礼二(50)も「文句系は、僕らもテレビでは言わず、劇場で言ったりするんですが、いつも井口くんが一方的に悪口を言うが、今回はある・なしのテーマに沿って、やっているのですごく聞きやすくて面白かった」と認め、「サンドウィッチマン」の富澤たけし(48)も「このネタで笑ってしまっているということは、気持ちのどこかにそれがあるということですから、共犯だな」と納得顔だった。