後藤祐樹「前科者への偏見」を痛感…刑務所は「ケアがなかった。不安だった」
2022年12月20日 16:17
芸能
後藤は「前科がある」ことで批判にさらされたとして、番組では法に基づいて罪を償った人々への世間の目が厳しいものであると紹介。「再犯者率」が年々増加しており、直近15年間で5割に迫っているというデータを提示し、こうした面が前科者のイメージをより悪化させていると分析した。
再犯率が高まったことについて、番組では、前科者への厳しい偏見と、刑務所に収監されている間の活動が社会復帰に結び付かないことにあると分析。「刑務所の実態」として「やっていいとされたこと以外はやっちゃいけない」「自分で判断して行動することはない。ロボットのような生活」と紹介した。
後藤は自身の経験を振り返り「刑務所にいたときは毎日が目まぐるしく過ぎていったのであまり実感はじてなかったんですけど、出てみて改めて生活をしていると、社会復帰できるような施設ではなかったですね」と告白。「ただただ毎日を過ごすだけで、僕自身もですが、出所したあとに何をしたらいいのかとか…出所が近づけば近づくほど不安でしたし、そういうところのケアとかは全くなかったように感じます」と実態を明かした。
後藤は2007年、工事現場から大量の金属ケーブルを盗むなどし、強盗致傷容疑で逮捕。翌年に懲役5年6カ月の実刑判決が下り、川越少年刑務所に収監された。2012年に仮釈放され、現在は建設業に従事しながらユーチューバーとしても活動している。