仲本工事さん　志村けんさんとの合同お別れ会開催案　天国のメンバー3人と23年こそ“全員集合”

 【激動2022　芸能（4） 】 国民的人気を誇った「ザ・ドリフターズ」の仲本工事さん（享年81）が、10月19日に交通事故のため急死した。昭和のお茶の間を大笑いさせたドリフメンバーの突然の別れに、日本中から悼む声が聞かれた。 　仲本さんは10月18日に横浜市内で事故に遭い、搬送先の病院で翌19日に亡くなった。高齢ながらも11月に舞台出演を予定しており、まだまだ元気な姿を見せてくれるはずだった。近親者のみで執り行われた通夜・葬儀では、残されたドリフのメンバーである加藤茶（79）、高木ブー（89）が無念の表情を浮かべた。

　今月15日にはフジテレビで追悼特番「ドリフ大感謝祭　ありがとう仲本工事さんスペシャル」が放送され、懐かしの爆笑コントの数々がお茶の間を楽しませた。来年元日にも同局で「ドリフに大挑戦スペシャル」が放送される。日本を明るくしてきたドリフが、2023年の始まりを明るく盛り上げる。

　仲本さんのお別れの会は、23年中に開かれることになりそうだ。関係者は「20年に急逝した志村けんさんとの合同のお別れ会として検討されている」と明らかにした。

　同じくドリフメンバーの志村さんは20年3月29日、新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で死去した。日本で新型コロナの感染拡大が始まった時期で、悲報は衝撃とともに全国に伝えられた。こちらも葬儀は近親者のみで執り行われ、お別れの会については「新型コロナウイルスに関連する一連の状況が収束した後」と発表し、その時を見極めていた。

　だが、新型コロナの感染拡大が数カ月おきに起こるため、なかなか開催できない状況が続いた。当初は今年3月の三回忌のタイミングで開く案も検討されていたが、それもかなわなかった。そんな中で仲本さんも急逝。合同開催の案が持ち上がった。

　関係者は「志村さんが新型コロナで亡くなった以上、感染が広がっている状況では絶対に開くことができない。どのタイミングになるかは分からないが、来年こそ開催できることを願っている」と話している。