中野信子氏「不倫して見つからないようにするのが一番人間らしい」脳科学の観点から不倫を語る
2022年12月22日 11:30
芸能
そして「一夫一婦型の哺乳類は3%しかいないんですよ」といい「人間は一夫一婦型じゃないです。脳としては再婚もできるし、側室がいる時代もあった。一夫多妻の国も多夫多妻の国もある。脳は決まったパートナーだけをパートナーと認識するようにできてない」と指摘。一夫一婦型の哺乳類として、プレーリーハタネズミを例にあげ「そいつらは奥さん、パートナーができると、片方を人工的に取り去っちゃって、また新しいパートナーをカゴの中に入れてもパートナーにならないんですよ。一途なんです。脳が絆を作っちゃって、他の個体を認めない。裏切らない。その人との思い出に生きるんです」と説明。「でも人間はそうじゃない」とし、それゆえに人間が不倫するのは「しょうがないんです」と断言した。
この話を踏まえて、MCの坂上忍が「人間って動物では知能高いと思ってるから、今のご時世、それ(不倫)をやったら損することが多すぎるんだから、自制が効く人と効かない人の差ってなんですか」と質問した。
中野氏は「それは前頭前野って場所があって、人間の脳の一番発達してることろ。ここがブレーキをかけるか、かけないかの違いなんですよ」と額のすぐ後ろ、脳の前方にある前頭前野が影響していると指摘。「ここの大脳新皮質の厚さが人によって違うんです。厚い人の方が自制は効きますけど、でも計算して見つからないようにやるのも大脳新皮質。なので、バランスなんです。そこも人間らしさの一つ。不倫して見つからないようにするのが一番人間らしいとも言えるんです」と脳科学の観点から人間の不倫について語った。