小栗旬&松本潤“親友”夢の大河主演SP対談「鎌倉殿」最終回サプライズの舞台裏も!25日夜に動画公開
2022年12月24日 07:03
芸能
米の勘定が向いていたはずの伊豆の小豪族の次男坊から“漆黒の執権”へ。主人公・北条義時の変化をまざまざと体現し、1年5カ月にわたる長丁場の撮影を完走した今だからこそ言える小栗の胸中と、初回オンエアを直前に控えた松本の心境。初共演作「ごくせん」(2002年)から大ヒット作「花より男子」(05年)以来の旧知の関係だからこそ、率直に語り合える盟友。松本は役への向き合い方、プレッシャー、チームとの関係づくり、そして大河ドラマの魅力を存分に明かす。無人カメラによる撮影が、これまで見たことがない2人のピュアな関係、飾り気のないトークを捉えた。
注目の「鎌倉殿の13人」最終回が始まると、冒頭、「『吾妻鏡』は鎌倉幕府による公式の歴史書である。源頼朝が挙兵してからの出来事が詳細に記されている」(語り・長澤まさみ)。寝転んで「吾妻鏡」を読んでいる男。顔が現れると、それは松本演じる徳川家康――。
「1564年 三河」のテロップ。「熱心に『吾妻鏡』を読んでいるこの男は、のちの征夷大将軍徳川家康。彼もまた坂東に幕府を開くことになる。家康は『吾妻鏡』の拝読者であった」(語り・長澤)。
家康「いよいよ承久の乱の始まりか。ドキドキしてきた。一回落ち着こう」
しかし、左手に「吾妻鏡」、右手にお茶。手元がおぼつかなく、「吾妻鏡」が濡れてしまう。「ああ、ああ。どうしよう」――。
オープニングのタイトルバックには「徳川家康 松本潤」の表示。「脚本協力 古沢良太」と「どうする家康」の脚本を手掛ける古沢氏の名前も。三谷氏&古沢氏による“夢のコラボレーション”が実現した。
事前告知なしはおろか、台本にも書かれていない超弩級のサプライズ登場。翌年の大河主演がその役で前年の大河最終回に出演、しかも、それが大河デビューとなる異例中の異例の仕掛けだった。SNS上は騒然。最終回パブリックビューイング(PV)の会場(鎌倉女子大学)からも、この日一番のどよめきが起こった。PVのアフタートーク。小栗のアイデアだと明かされたが、今回、その詳細も語られそうだ。
「鎌倉殿の13人」は、稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛けた大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河出演8作目にして初主演に挑んだ。
「どうする家康」は、「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」「コンフィデンスマンJP」などのヒット作を生む古沢氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初出演にして初主演となる。