三谷幸喜氏 「鎌倉殿」で「何回でも見たくなっちゃう」シーン 「ご飯いくらでも食べられる感じ」
2022年12月24日 13:10
芸能
自身3作目の大河を終えて「ありがたいです。僕も頑張りましたけども、やっぱりあの時代が面白いんですよ。あまり知られてないっていうのもあるけれど、調べていくとほんとにドラマチック。僕はそれをどういうふうにドラマに落としこんでいくかっていう作業をした程度かなって感じがありますよ。頼朝、政子、義経、義時、あのあたりが面白いからじゃないのかなって思いますけどね」と題材となった鎌倉時代の魅力を強調した。
脚本執筆中、のめりこむ感じだったかと聞かれ、「あんまりああいう、次々登場人物が死んでいく話って…昔、『新選組!』っていうのもやりましたけど、あれに比べるともっとそれぞれの人々が背負ってるものが大きいというか。死が重いんですよね、一つ一つが。それを書くっていうのは、いつもコメディ専門で書いてますから、あまり自分に経験がなかったのでとても新鮮な気持ちで書きました」と回想した。
主人公がダークヒーローと化していく異色の大河で、最終回も大反響を呼び「すごかったでしょ?リスナーの皆さん、最終回のシーン。盛り上げすぎかなって思ったんだけど、見てくださった方の評判聞くと、すごかったって皆さんおっしゃいますね。あんなふうになるのかと」と自画自賛。「前の回の政子の演説のところとかも、僕もそうなんですけど、何回でも見たくなっちゃう。ご飯いくらでも食べられる感じじゃないですか」と振り返った。