「安全地帯」ドラマー田中裕二さん死去 65歳 玉置浩二らメンバー悲しき 37年ぶり紅白出場発表
2022年12月24日 05:06
芸能
「安全地帯」は1973年、ボーカルの玉置浩二(64)を中心に北海道旭川市で結成された。田中さんは中学2年からドラムを始め、高校に入り、矢萩、ベースの六土開正(はるよし、67)とともに別のバンドで活動した。音楽好きが集まる楽器店を通じて玉置と親交を深め、77年に3人そろって安全地帯に合流した。田中さんは一度は実家の自動車整備工場を継ぐために脱退したが、82年に再加入。2017年12月9日に香港で行われたライブが最後のステージとなった。
気さくな性格で知られた田中さん。94年からは音楽活動と並行し、千葉県に喫茶店をオープン。自身のイニシャルと「わいわいとしたにぎやかなお店」になってほしいという願いを込めた「Y’s cafe」の店名で親しまれた。SNSには来店したファンとのツーショットも掲載した。
訃報が発表されたこの日、NHKは「安全地帯」の37年ぶりの紅白歌合戦への出場を発表した。曲目は「I Love Youからはじめよう」で、96年に田中さんがコンサートでボーカルを務めた思い出の一曲だ。同局関係者によると、出演シーンはすでに収録済みだが、関係者は「田中さんの訃報を受け、演出を変えて撮り直すなどの対応をする可能性もありそうです」と話した。同局は「心より哀悼の意を表します」と悼んだ。
≪94年から千葉県でカフェ経営≫
田中 裕二(たなか・ゆうじ)1957(昭32)5月29日生まれ、北海道旭川市出身。1977年に「安全地帯」に加入。翌78年、一時脱退するが82年に再加入。89年には元C―C―Bの渡辺英樹らとバンド「VoThM」を結成。94年から千葉県でカフェを経営。
▽脳内出血 脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)全体の約10%を占める。60歳以上では、くも膜下出血より脳内出血の方が多くなる。発症の原因は高血圧が最も多く、飲酒や喫煙がリスクを高める。症状は重度の頭痛、意識障害、吐き気、嘔吐(おうと)、けいれんなど。出血の部位や量によって、まひなどが起こる。治療は、手術や血圧を下げる薬物療法など。再発率も高く、10年で約50%が再発する。
▼玉置一芳氏(安全地帯の初代ドラムで玉置浩二の実兄)家業を継いで旭川に居た時安全地帯から誘いが。相当悩んだ末に私に電話が。いろいろ話しましたが最後は人生悔いのないようにで一致!太く短い人生かもだけどお疲れさまでした。(ツイッターから)