橋下徹氏「東さん、どうですか?宮崎で」 東国原氏に宮崎発の構想リクエストもまさかの返答

2022年12月26日 14:57

芸能

橋下徹氏「東さん、どうですか?宮崎で」 東国原氏に宮崎発の構想リクエストもまさかの返答
東国原英夫氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が26日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、任期満了に伴う宮崎県知事選に敗れた東国原英夫氏(65)の労をねぎらった。
 東国原氏は、現職の河野俊嗣氏=公明推薦、社民支持=との事実上の一騎打ちで、2万票あまり及ばず、12年ぶりの知事返り咲きはならなかった。番組でも論戦を交えてきた“盟友”に対し、橋下氏は「東さん、ホントお疲れさまでした」とあいさつ。「選挙結果は河野さんが当選したということで、これが宮崎県民の意思だということだと思う」と分析した。

 4選を目指す現職の河野氏と、長くタレント活動も行ってきた元職の東国原氏の戦いは多くの関心を集め、投票率は56・69%と、33・90%にとどまった前回から22ポイント以上も上がった。橋下氏は「投票率、前回が34%、これを56にはね上げるって、僕も選挙をやった当事者ですけど、まずあり得ません。東さんのうねりを起こす力の結果だと思う」と称賛した。

 「東さんもずっと一緒に、僕も政治を一緒にやっていた時に、“与野党が切磋琢磨するような日本の政治を作っていこう”というのは2人で言っていたんですね」という橋下氏。東国原氏の政界再進出について「メディアの世界に身を置いて、政治の世界に戻るというのは相当な覚悟を持って戻られたと思う」と推察した。

 その上で、来年4月の統一地方選について言及。「与野党が切磋琢磨する二大政党制を形作るという意味で、僕は東さんに自民から立憲まで含んでいる“既存の政党”対“東さんの勢力”ということで、僕は選挙をやってもらいたいんですけどね」と願いを口にした。

 「国政で国会議員が集まって、野党も国会議員が集まっても、支持率が全然伸びないんですよ。岸田政権の支持率が下がっても、自民党の支持率は40%ですよ。受け皿がないわけです」と、閉塞感漂う国政の現状を懸念。「地方から二大政党制を作るべきだと。大阪では自民党と維新が切磋琢磨しています」と話し、「東さん、どうですか?宮崎で」と呼びかけた。

 ところが、東国原氏は、大事な訴えかけの場面で、イヤホンが外れるアクシデント。スタジオから指摘されると、「よく見てましたね。一番いいところを聞いてなかったんですよ」と笑わせた。その上で、「予想で話しますと、橋下さんがおっしゃっていることは正論、ド正論ですね」と返答。「明日からのことは白紙状態なので、まだ今、具体的な言及はできないんですけど」とするにとどめたが、自身の選挙戦と、大阪都構想という大きなテーマを持って、維新が大政党に戦いを挑んだ選挙戦とを比較。「あの時の維新さんの気持ちがひしひしと分かりました。そこに圧勝していく維新のパワーとすごさというのをあらためて、あのころの大阪関西ね、すごいなと思いました。今後のことはさておいて」とも話していた。
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