藤井王将 銀河戦で2年ぶり2度目の優勝 JT杯に次ぐ一般棋戦制覇 同一年度初の一般棋戦総なめあるぞ
2022年12月27日 23:00
芸能
「これまでの反省を踏まえて、積極的に決断よく指すことができて結果につながった」
本戦は持ち時間15分、考慮時間10分で切れたら一手30秒未満。「明確に判断せず指してしまうことがあった」。16年のデビュー以来、毎年度勝率8割を維持する藤井でも特有の早指し棋戦の難しさがあったという。
導き出した対策は時間消費にメリハリをつけること。四段昇段からプロ7年目を迎え、「早指し戦でミスが出るのは仕方ない。方針を固めて指せたのはよかった」と手応えをつかみつつあるという。
藤井は年明け以降、対局が進む朝日杯、NHK杯にも勝ち残っているため、いずれも早指しの一般棋戦総なめが注目されそうだ。総なめとなれば、07年に朝日杯が創設されて一般棋戦が4つになってから初めて。過去最多は11年度に銀河戦以外3つを制した羽生の例があった。