ダチョウ肥後克広 今でも喪失感 竜ちゃん失った悲しみを…紅白みんなで「クルリンパ」
2022年12月29日 06:15
芸能
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上島さんが亡くなった3日後、肥後は追悼文の中でダチョウ倶楽部は解散しないとし、寺門ジモン(60)と2人で男性グループ「純烈」のオーディションを受けるとつづった。これに純烈が反応し、特別ユニット「純烈&ダチョウ」が誕生。なんと、大みそかのNHK紅白歌合戦に出場することになった。
「“上島見とけよ、紅白に行くからな”って言い続けていたんです。紅白のステージには、上島も連れて行きます。スピリチュアルな人が見たら、上島がいるのが見えるんじゃないですかね」
1987年に3人で活動を開始後、「聞いてないよォ」「押すなよ!押すなよ!」など、誰もが知っている流行語を生み出してきた。その中心には上島さんがいることが多かった。床に叩きつけた帽子を「クルリンパ」と言いながら回転させて頭にのせる上島さんの芸も定番になった。
「話の中心にいないとすねる人。ムスーッとしてね。お子さまなんです。いやらしくて、ケチで、寂しがり屋で。人間の業(ごう)の部分も全部さらけ出す。でも、その姿がいとおしくて、そこがみんなに好かれる部分なんだと思います」
そんな上島さんだが肥後は“意外な一面”を明かす。
「新聞を読んで、ニュースもよく見ていた。社会情勢とか政治が好きで、よくごちゃごちゃ言ってましたよ。夢はテレビのコメンテーターになることだった。声がかかったこともあったけど、僕が“やめとけ”と言いました。イメージが変わっちゃうから」
寺門と2人や個別の仕事で忙しい毎日だが、喪失感に駆られるときもある。
「テレビで3人組のお笑いの若手を見ていると、3人っていいなと思う。もう二度とできないなあ、上島がなあ、と」
いまは“悲しみをクルリンパ”しようとしている。
「紅白歌合戦のステージで、元に戻せるんじゃないかと思っています。今年最後の日にクルリンパして、みんなでワハハと笑顔になる。それで新年を迎えて、これまで通りのダチョウ倶楽部でいる」
2023年も上島さんと3人で、日本中に笑いを届ける。