「鎌倉殿の13人」最終回“決着”世界トレンド入り回数 2位トキューサの猛追かわした1位は?
2022年12月31日 06:00
芸能
大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河出演8作目にして初主演に挑んだ。
各話のオンエア終了後、午後9時と午後10時の世界トレンド(50位以内)に入ったワードを追跡。登場人物のランクイン回数を上位から並べると(カッコ内は話数)、
1位(13回)八重さん(2、4、6、9、10、11、12、13、14、18、20、21、48)
2位(12回)トキューサ(30、33、34、35、37、39、42、43、45、46、47、48)
3位(6回)時政パパ(北条時政)
3位(6回)実朝くん
5位(5回)梶原景時
5位(5回)実衣ちゃん
大河ドラマ&時代劇初挑戦の新垣結衣が芯の強さを体現した「八重さん」がトップ。第22話「義時の生きる道」(6月5日)が最後の登場になったものの、最終回「報いの時」(12月18日)で13回目の世界トレンド入りを果たした。
これは、北条義時(小栗)が最期に「確かに…あれ(北条泰時)を見ていると…八重を…思い出すことが…」と声を振り絞り、そして「承久の乱」を生き抜いた平盛綱(きづき)も「私は、いつも誰かに守られているのです」と語ったため。第21話「仏の眼差し」(5月29日)、幼少期の鶴丸が川に取り残された時、八重が敢然と中に入っていった姿も脳裏によみがえった。
2位は瀬戸康史が笑いとシリアスの間を絶妙に演じ切った「トキューサ」(北条時房)。ドラマ後半の話題をさらった。
後鳥羽上皇(尾上松也)との蹴鞠対決や義時追討の院宣を「これは、もらってもいいですか。記念に」などの“愛嬌の塊”の言動、「プルップ…」「無数の和田義盛」などのワードセンスが視聴者を魅了。異色のダーク大河となった今作随一の癒やしの存在となった。