有吉弘行 恩人・上島竜兵さんもステージに…初紅白リハで毒舌さく裂「塩まいておきます」
2022年12月31日 04:48
芸能
25年前とは、今回歌唱する「猿岩石」時代の曲「白い雲のように」が大ヒットした年。同曲は96年12月に発売され、97年にかけてブームを巻き起こし、ミリオンセールスを達成した。だが、97年の紅白から声はかからず。大みそかは民放の裏番組に出演していた。
それから25年後の今年、8月に音楽番組で純烈とダチョウが同曲をカバーした。有吉は「ここしかない。恩讐を超えて、チャンスだと思った」と紅白に狙いを定め、大みそかの日程が空いていることをラジオ番組などでアピール。思惑通りの“初出場”を喜んだ。
ステージでは、純烈が持ち歌の「プロポーズ」を歌い、その後にダチョウと有吉が加わって「白い…」を歌う。有吉のテレビ番組での歌唱は13年ぶりとあって、リハでは緊張の面持ちで、声も少し震えていた。それでも最後は7人で元気にダチョウのギャグ「ヤーッ!」を決めた。
純烈とダチョウのコラボレーションのきっかけは、5月に上島さんが急逝したこと。この時のコメントで肥後克広(59)が「純烈のオーディションを受けます」とボケた。これを機に純烈との交流がスタートしユニットを結成。8月に配信デビューを果たした。
本番は上島さんを含めた8人のつもりでステージに立つ。肥後は「上島は今日もステージに立ってましたから。きっとうらやましがってる。彼はこういうとこが一番好きだから」と思いを巡らせた。有吉にとって上島さんは売れない時代に面倒を見てくれた大恩人。「とにかく塩をまいておきます」と毒をまき散らしてしのんだ。
≪卒業の小田井「7人で元気に」≫純烈の小田井涼平は紅白のステージをもってグループ卒業する。お祭り感たっぷりのステージに、リーダー酒井は「もう小田井さんの卒業のことは吹っ飛んだ」と笑った。卒業前日の小田井も「僕は整理がついてますから」としんみりした様子もなく「7人で元気にやれたら」と最後のステージを全力で楽しむつもりだ。一方で一抹の不安もよぎる。「(ステージに)熱湯風呂が出てきて入らされるんじゃないかと、最後まで油断できない」と戦々恐々。ダチョウ倶楽部の十八番の芸が出るのか注目だ。