江戸時代にも、あの流行り病が… 8日放送の「必殺仕事人」では「鬼面風邪」を巡る小道具も要チェック!
2023年01月05日 18:00
芸能
50周年を迎えた「必殺シリーズ」。2007年スタートの東山紀之さん主演「必殺仕事人」も15周年となる節目の2023年、最新作はメインキャストの遠藤憲一さんが卒業、という衝撃の展開となっております。
「ウィズコロナ」の生活も、気づけば2020年以来、今年で4年目を迎えることになりました。もはや、マスク着用の日々や手指消毒、密にならない距離の取り方など、老若男女にしっかりと「ニューノーマル」の習慣として根付いております。かくいう私も、マスクの色やデザイン、サニタイザーの香りなど、楽しみを見つけて制約のある日々の暮らしを、少しでも気分を上げるように努めています。
「必殺仕事人」は、毎年世相を反映したテーマが軸となっておりますが、1月8日放送の今回は、江戸を襲う原因不明の流行り病「鬼面風邪(きめんかぜ)」の猛威と、患者を救うために奔走しながら特効薬の開発に尽力する町医者たちの姿が描かれます。しかし、その一方では、この病を悪用して“お助け金詐欺”を企てる悪人たちまで現れて…。まさに、猛威を振るい続ける新型コロナウイルスと闘う現在の私たちとも重なる物語です。
そんな物語を彩る美術小道具に、今回は注目してみました。
江戸の時代にマスクがあったなら…。ソーシャルディスタンスって? 張り紙の文言はどんなだろう…?
現代で使われているあんなものやこんなものを、江戸に置き換えたらどうなるか。画面に映り込むのはわずか数秒かもしれない小道具についても、「必殺仕事人」の世界観を表現すべく、微に入り細に入り、こだわっています。さまざまなアイデアが飛び交う会議の様子を想像するのも面白いですね。
美術スタッフの方々が趣向を凝らした装飾物の数々にも目を留めながら、「必殺仕事人」でお正月疲れをスカッと晴らしていただけますと幸いです!
▼執筆者プロフィール
T原 米国・東海岸で幼少期を過ごすも、どうせなら中高時代に渡米して「ビバヒル」のような生活をしてみたかったと郷愁にひたりつつ、海外ドラマをよなよな鑑賞するのが日々の楽しみ。