古舘伊知郎 自分の一言で勝新太郎さんが取った豪快すぎる行動「にこっと笑って“君にあげるよ”って」
2023年01月08日 15:08
芸能
![古舘伊知郎 自分の一言で勝新太郎さんが取った豪快すぎる行動「にこっと笑って“君にあげるよ”って」](/entertainment/news/2023/01/07/jpeg/20230107s00041000431000p_view.webp)
古舘がテレビ朝日の局アナだった時代にも、強烈な思い出があるという。情報誌「BRUTUS(ブルータス)」に、勝さんが表紙から大特集された号を読んでいたそうで、音楽番組の収録で会った勝さんに「たまたま、俺はヨイショしたんですよ」と明かした。「“勝新太郎さん、テレビ朝日本館4階アナウンス部の古舘と申します。今日お手伝いしておりますけど、このブルータスは全部読みましたけど…”って言ったら、“そうか。坊や、いいこと言うなあ”って」。古舘が当時、25歳くらいのことだったという。
古舘の言葉に気をよくした勝さんは、思いも寄らぬ行動に出た。「“おい!”って付け人さんとマネジャーを呼んで、“ブルータス、本屋行って買って来い”って」と、スタッフを書店へ雑誌を買いに走らせたという。買わせ方も豪快で、「“何て街だ?”、“六本木って街です”、“行ってこい”って言うから、普通に誠志堂とか本屋に行って買い占めるのかと思ったら、全六本木の本屋にくまなく行って、全買い上げしろと」と打ち明け、驚かせた。
当時は書店も全盛期で、古舘は「ものすごい、何百冊もあるわけ」と状況を説明。同じ雑誌が山ほど積まれたが、「最後に誰もそれを、勝新さん自体もそれを読むわけではない」といい、「終わって、にこっと笑って、“君にあげるよ”って。俺、300冊くらい(持って帰った)」と結末を明かし、爆笑させた。
買いに走らされたスタッフの反応は、今でも覚えているという。「付け人さんも、今にも耳に残っている。“チッ”って舌打ちしましたからね。俺が一言、言ったせいで全部、回らされてるんだから。全然、リハーサルにも立ち会えてない」と振り返り、「そういうケタ外れなことをやっていかないとダメなんじゃないか」と話していた。