秋元康氏　「恋するフォーチュンクッキー」秘話　「指原泣いたんですよ。こんな曲じゃ売れないって」

　作詞家でプロデューサーの秋元康氏（64）が12日放送のフジテレビ「トークィーンズ」（木曜後11・00）にゲスト出演。AKB48の大ヒット曲で2013年にリリースされた「恋するフォーチュンクッキー」の秘話を語った。 　アイドルのプロデュースから映像作品の脚本執筆など希代のヒットメーカーとして知られる秋元氏。番組MCで元AKB48の指原莉乃が、AKB48の総選挙で1位を獲った時の話として「どアイドル曲を用意してたんですけど、『恋するフォーチュンクッキー』を急きょ作り始めて。これでいくってなった時、指原泣いたんですよ。こんな曲じゃ売れないって」と明かした。

　スタジオで指原は「最初（曲を）聞いた時、小嶋陽菜さんが“え、これカップリングじゃないよね？”って言ったんですよ。っていうくらい、全力アイドル曲じゃなくて、ちょっと落ち着いた感じするよねって」と予想外の曲調に戸惑ったという。

　秋元氏は「アイドル曲ってアップテンポで掛け声をかけたりするじゃないですか。（恋するフォーチュンクッキーは）ちょっとスローなんですよね。指原のキャラからいって、絶対みんなで踊ると思ったから、それがやりたいって言ったんだけど、指原は嫌だったんだよな？」と苦笑。

　指原は「みんなが“さっしーせっかくセンターで、どうしようね…”って言ってたんですけど」と懐かしみながら、結果的にはミリオンを記録する大ヒット曲となり「出したらめっちゃ売れて最高～！やったあって」と打って変わって大喜びしたことを明かして笑いを誘っていた。