標本?分解?迷いクジラの「淀ちゃん」今後を動物研究家・パンク町田氏が指摘「はく製は難しい」
2023年01月13日 14:55
芸能
ゴゴスマでもトップニュースで「淀ちゃん」の死亡を取り上げ、ナジャ・グランディーバは「今週ずっとこのニュース見てきましたけど、“淀ちゃん”っていう名前付いて、皆が沖に戻ってくれたらいいなと思ってて亡くなっちゃったってのは本当に悲しいですけど、皆が“頑張れ、戻ってくれ”ってなってたけど、実は弱ってて苦しんでたのかと思うとすごく複雑ですよね」と衰弱して迷い込んできたという説が本当なら、クジラも苦しかったのではと声を落とした。
その上で、今後について「“淀ちゃんです”って。かつてこういうことがありましたよって記録として標本で残すことはできないんですか?」とリモート出演した動物研究家・パンク町田氏に質問をぶつけた。
パンク氏は「できると思いますが、全身をはく製はあまりにも大きいので難しいです。海生動物をはく製にするのはすごく難しいんです。ですから、もしやるとすれば、骨格標本になると思います」と回答。ただ、土に埋めて骨だけを残して骨格標本にする方法についても「これだけの大きさになりますと、分解する速度が問題になると思います。細菌も生き物ですので呼吸をする必要がありますので、酸素がいっぱい必要。ですから、深く埋まれば埋めるほど細菌の数が減りますので、分解速度が落ちてしまうんです。できるだけ浅く埋めないと標本にはできない」と語った。ただ、「浅いと、これだけの大きさですから腐敗臭もすごくなる。ですから、ある程度、分割して埋めるのであれば、できると思います」と分割して埋めないと骨格標本にすることも難しいと語った。