阿部サダヲも“ドキドキ”　上戸彩から「いつLINEを交換してくれるかなと思って」池井戸作品で初共演

　俳優の阿部サダヲ（52）、上戸彩（37）が13日、大阪市内でで映画「シャイロックの子供たち」（本木克英監督、2月17日公開予定）の試写会、舞台あいさつに登壇した。 　初共演の2人。上戸の印象を聞かれた阿部は「素敵な方で…」というところで言葉に詰まり「阿部さんはカミカミ。甘ガミしてるシーンがあるんで、皆さん見つけてください」とツッコミを入れて笑いを誘った。

　一方、上戸は阿部について「いろんな役をされてる姿を見てきて、今回の作品も阿部さんが主演なんだけどという話を聞いた瞬間にやりたいですと。やっとご縁が、と楽しみにしていた」と明かし、「撮影中もブラックジョークを交えつつ、現場を朗らかに進めてくれる大好きな役者さんです」と共演が実現して大喜び。「いつLINEを交換してくれるかなと思ってドキドキしてます」と阿部をたじろがせた。

　この日は朝から大阪でのPR活動に大忙し。特にMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」（月～金曜前8・00）に出演した際には、浜村淳（87）から「まだ1月13日ですが、今年一番の映画だと言ってもらいました」とボケてみせた。

　累計発行部数60万部を突破した作家・池井戸潤（59）の小説を映画化。原作と展開が異なり、映画独自のキャラクターが登場する完全オリジナルで、メガバンクの小さな支店で起きた現金紛失事件を、お客様係の西木雅博（阿部）と北川愛理（上戸）、田端洋司を演じる玉森裕太（32）の3人が真相解明に乗り出すという話だ。

　池井戸作品初出演の阿部は「初めて読んだ」と苦笑い。一方の上戸は「半沢直樹」では主役の半沢（堺雅人）の妻・花役。池井戸作品には「熱い。気づいたら没頭して、自分も入り込んでしまう」と語り「一緒に倍返しだって思える気持ちに行けちゃう感じです」と人気ドラマの名セリフを引き合いに出して拍手を浴びた。