三谷幸喜氏の「代役人生の始まり」 地方から来た客の荷物見て…舞台中止せず「自分にできることないかと」
2023年01月16日 11:16
芸能
![三谷幸喜氏の「代役人生の始まり」 地方から来た客の荷物見て…舞台中止せず「自分にできることないかと」](/entertainment/news/2023/01/16/jpeg/20230116s00041000215000p_view.webp)
2018年の舞台でも、松岡茉優の代役をこなした三谷氏。「あのときはたまたま自分が書いた芝居を客席で見ていて。昼公演が終わって楽屋に行ったら、松岡さんが体調崩されて夜の公演に出られないってなった。普通は中止なんですけど、夜の公演のお客さんが地方から見に来られていて、自分の荷物をロビーで預けているんです。いっぱい並んでいるのを見て、夜公演が中止になったら、また荷物を持って帰るってことを考えると、いたたまれなくて」と中止にはせず「自分にできることはないか」と考えた。
「セリフを覚える時間も1時間くらいしかないんで、台本を持たせてもらって。松岡さんは女性の役で、僕が女装しても出落ちで終わっちゃうから、黒子の衣装で黒子として舞台に出していただいたという流れです」と秘話を明かし「それが僕の代役人生の始まり」と笑わせた。