中川大志「結果を出したい。映画当てたい。視聴率取りたい」24歳のコンプレックス、素直な渇望
2023年01月16日 16:43
芸能
「コンプレックスでもあったんですよ、ずっと。爆発的に僕は何かの作品で人気が出た自覚はないし、同世代とか…何かみんなが爆発的に人気になっていく姿を見てたんで」
24歳の素直な思いは止まらなかった。「芝居とかパフォーマンスに関しては…そりゃ、負けねぇよと思っていますよ。でもやっぱり、うん、結果を出したいっていうのは凄いあるんですよね。映画当てたいし、視聴率取りたいし」
渇望を隠さす、挑み、もがき続けた2022年。自身初となる主演舞台の大千秋楽後の座長としてのあいさつで全48公演をともに駆け抜けた仲間やスタッフに終わりの寂しさと感謝の言葉を伝えた後「初めてのことも多くて、(最初は)不安で心細くて…」。笑顔で語り始めた中川の目から涙がこぼれ落ちた。
そしてもう一つ、48公演をともに駆け抜けたものがある。それは「鎌倉殿の13人」で神回ともいわれた一騎打ちを演じた主演の北条義時役・小栗旬から贈られた楽屋の入り口に掛ける暖簾。自身の希望である白地に「中川大志」の文字と小さな「栗」の刺繍が刻まれている。初座長公演を見守ってくれた“相棒”を大事にしまった中川は、2023年もまた、自身の飽くなき渇望とともに俳優の道に挑み続ける。