阪神大震災28年 神戸で被災の大橋未歩が経験談「落ち着いたらブレーカーを落とすのが大事」
2023年01月17日 17:39
芸能
被災直後、最も困ったのは水だという。「全く水が出ないので、深夜にずっと湧き水が出る場所があって、並んでたんですよ」。水をくむ際に、見たくなかった出来事が。「水をくもうという時に、母親がもたついてしまって、みんなイライラしているから、知らないおじさんに“何もたついてるんだよ!”って怒鳴られて。母親が他人に怒鳴られるあの悲しさも、すごく実感しました」と話した。3日ほどして救援物資でペットボトルの水が届いたが、1本をめぐり大の大人が言い合う場面も目の当たりに。「“あんたさっき取ったやろ!”、“取ってへんわ!”みたいな。そういう光景が目に焼き付いていたり」とも明かした。
被災地では、通電火災という事故も頻繁に起こったという。「1回だけ電気が復旧したんですよ。ブレーカーを落としていないところから火災が発生しちゃって。地震の揺れが落ち着いたら、ブレーカーを落とすのが大事なんだなと学びました」と、経験談から助言を送っていた。