【王将戦】藤井王将連勝か、羽生九段巻き返しか 「楽しんでいただける対局を」口をそろえる
2023年01月20日 19:09
芸能
この日の検分前に市内の博物館「しろあと歴史館」を訪れた羽生は「昔高槻城で出土した駒を見せてもらって、高槻と将棋には大きな縁があると感じた」と振り返る。「第1局は結果として残念でしたが、気持ちを切り替えて皆様に楽しんでもらえるような対局にしたい」と力を込めた。
定員60人の前夜祭には、事前申し込みで約1500人、およそ25倍の応募が殺到した。市のスタッフによると「過去最高の申し込み」と仰天。イベントに参加したファンは両対局者との記念撮影などに参加し、楽しそうな表情を浮かべていた。
史上最年少5冠の若武者と永世7冠の資格を持つレジェンドによる世紀の対決。注目の第1局では、後手番の羽生が現代将棋において主流とは言いがたい「一手損角換わり」を選択。「予定の作戦」を言い切った羽生に対し、「想定していなかった」と揺さぶられた様子の藤井だが、43手目▲5八銀など手堅い受けで応戦。細やかな技の1つ1つが光る一局となり、藤井が先に1勝をあげた。
第2局では藤井の連勝か、羽生の逆襲か。対局は明日に迫っている。