昨年8月に96歳で死去した世界的ファッションデザイナー・森英恵さんのお別れの会が22日、出身地の島根県吉賀町で開かれた。
親族代表のあいさつで長男・顕さん(73)は「母は吉賀町が大好きでした。全てのアイデアはこのふるさとから生まれてきました。96年、頑張ってきました。皆さまのおかげです」と述べた。親族や町の関係者ら約80人が参列し、祭壇には森さんのデザインの象徴であるチョウが白いコチョウランで形づくられた。岩本一巳町長は「先生が愛してやまなかった町をしっかり守り、後世に引き継ぐのが責務だ」と話した。