武田アナ、富川氏、ハセン氏…NHKアナは退局後もテレビの現場に残り、民放男性アナは他業種を選ぶワケ
2023年01月26日 11:33
芸能
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退局したNHKアナでは有働由美子アナ(53)が日本テレビ「news zero」のメインキャスター、膳場貴子アナ(47)がTBS「報道特集」のキャスター、NHKの元キャスターでは大越健介(61)がテレビ朝日「報道ステーション」のメインキャスターを務め、「週刊こどもニュース」で知られた池上彰氏(72)がジャーナリストとして各局で活躍している。ほかにも「麿(まろ)」と呼ばれて人気だった登坂淳一アナ(51)、「クボジュン」の愛称で親しまれた久保純子アナ(51)、住吉美紀アナ(49)らがフリーに転身。お茶の間に親しまれたNHKアナ、キャスターは退局後もテレビの現場に残るケースが多い。一方で民放では、最近、退社後に別の業種に進む男性アナが目立っている。テレビ朝日「報道ステーション」で活躍した富川悠太氏(46)はトヨタ自動車、TBS「アッコにおまかせ!」や「news23」で知られた国山ハセン氏(32)はビジネス映像メディア「PIVOT」へ転職、元日本テレビ人気アナの桝太一氏(41)はフリーアナウンサーと同志社大ハリス理化学研究所専任研究所員を兼ねている。
テレビ関係者は「NHKは組織が大きいため、仕事が細分化されており、アナウンサーはニュース番組ならニュースをしっかり伝える、トークなら進行…といったようにアナウンス業を全うすることが求められる。一方で民放は“タレント化”が指摘されるなど、さまざまな仕事をこなす。NHKアナが特定の範囲を深堀りしているのに対し、民放アナは広く浅く携わる。NHKアナがもっと幅広くテレビの現場に携わって仕事をしてみたいと思うのは必然だし、それが著名なアナウンサーとなればフリー転身で可能性がさらに広がる。民放アナは女性アナがお茶の間に顔を知られやすく、進行役として番組に引っ張りだこになる一方で、特に男性アナはそれぞれの局内で新人が入ってくるたびに活躍の場が狭まる傾向にある。そんな中で仕事を通じて幅広くいろいろな業種の人々に接する機会があるので、ほかの業種に第二の活躍の場を求めれるのでは」と話している。