フジテレビ「忍者に結婚は難しい」 現代社会に通じる「異なる価値観」の歩み寄り

2023年01月27日 05:00

芸能

フジテレビ「忍者に結婚は難しい」 現代社会に通じる「異なる価値観」の歩み寄り
フジテレビ木10ドラマ「忍者に結婚は難しい」で夫婦役を演じる菜々緒と鈴木伸之(フジテレビ提供) Photo By 提供写真
 フジテレビの連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」(木曜後10・00)が放送ごとに注目を集めている。菜々緒(34)と鈴木伸之(30)演じる忍者の末裔(まつえい)同士が、互いの素性を隠しながら破綻寸前の結婚生活を送るコメディー作。一見するととっぴな設定ではあるが、プロデューサーの貸川聡子氏は「互いに違う考え方を持った個人同士が、それをすり合わせながら夫婦関係をつくっていく姿を描くのが裏テーマ」と作品に込めた思いを明かした。
 鈴木が所属する伊賀忍者は強固な縦社会で、男尊女卑的な価値観にも縛られている。対する菜々緒の甲賀忍者は個人主義。その末裔同士の結婚とあり、互いの考え方も異なる。どこか現代社会にも通ずる内容で、貸川氏は「そんな2人が夫婦関係をつくっていくことで、今の世の中に何か問いかけることができたら」と期待を込める。ただ作品の見どころはそこにとどまらない。「これからはもっと忍者アクションが描かれていくので、忍者好きの方には一層楽しんでいただきたい」と盛り上がりを約束した。
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