新納慎也 “うたのおにいさん”になったワケ「尊敬しているんですけど…」 オーディションで大遅刻も
2023年01月27日 11:59
芸能
うたのおにいさん時代の映像が流れると「だいぶ僕の異例な部分で。さすがNHKですね、この映像が残ってるらしいですね」と照れ笑い。「全国のホールを回って、お子さんの前で実際にやったものを中継している番組だった」と振り返った。
「別にうたのおにいさん、おねえさんという職業の方は尊敬しているんですけど、僕は芝居がしたい人だったので、“うたのおにいさんになりたい!”とはそんなに思ってなかった」と告白。「今は演劇界は若い人たちにもチャンスが与えられる素敵な現場にはなっているんですが、当時は僕みたいな無名な人間が“演劇とかミュージカルに出たい!”“役がほしい!”と思ってもそう簡単にはいただけなかった。ミュージカルで役がいただけるのは芸能人とか、有名劇団を卒業された方とか、そういう著名な方だけ。どうしてもアンサンブルっていうポジションに入るしかなかった。アンサンブルに入っちゃうとなかなかコーラスラインという、アンサンブルから役を超えるラインをなかなか超えることができなくて、結局、当時の事務所がその役をもらうためにうたのおにいさんっていう経歴を通過すれば1つ上がるんじゃないかってことで、“オーディションに行きなさい”って言われて行かせていただくことになった」と自分でも“異例”だと話すオーディションを受けた経緯を明かした。
そのオーディションでは思わぬアクシデントもあったという。「受かったんですけど…今でも忘れないんですけど、オーディションで大遅刻して、寝坊して。やる気がなかったわけじゃないんですよ、緊張してかな?」と苦笑。「フリートークをおねえさんとしてから1曲歌ってくださいってオーディションで、やけくそになってたんで“寒いね、最近は。おにいさんは寒くて布団から出られなかったよ。『北風小僧の寒太郎』”って歌いだしたんですけど、それで受かったんです」と懐かしんだ。