新納慎也 “うたのおにいさん”になったワケ「尊敬しているんですけど…」 オーディションで大遅刻も

2023年01月27日 11:59

芸能

新納慎也 “うたのおにいさん”になったワケ「尊敬しているんですけど…」 オーディションで大遅刻も
新納慎也(2016年撮影) Photo By スポニチ
 俳優の新納慎也(47)が27日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演し“うたのおにいさん”への忘れられないオーディションについて語った。
 現在、ミュージカルをはじめ、舞台を中心に活躍する新納。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での頼朝の異母弟で僧侶の阿野全成役も人気となったが、意外にもテレビ初出演はNHK―BSの子ども番組「にこにこぷんがやってきた!」で、1995年から2年間、うたのおにいさんとして出演していた。

 うたのおにいさん時代の映像が流れると「だいぶ僕の異例な部分で。さすがNHKですね、この映像が残ってるらしいですね」と照れ笑い。「全国のホールを回って、お子さんの前で実際にやったものを中継している番組だった」と振り返った。

 「別にうたのおにいさん、おねえさんという職業の方は尊敬しているんですけど、僕は芝居がしたい人だったので、“うたのおにいさんになりたい!”とはそんなに思ってなかった」と告白。「今は演劇界は若い人たちにもチャンスが与えられる素敵な現場にはなっているんですが、当時は僕みたいな無名な人間が“演劇とかミュージカルに出たい!”“役がほしい!”と思ってもそう簡単にはいただけなかった。ミュージカルで役がいただけるのは芸能人とか、有名劇団を卒業された方とか、そういう著名な方だけ。どうしてもアンサンブルっていうポジションに入るしかなかった。アンサンブルに入っちゃうとなかなかコーラスラインという、アンサンブルから役を超えるラインをなかなか超えることができなくて、結局、当時の事務所がその役をもらうためにうたのおにいさんっていう経歴を通過すれば1つ上がるんじゃないかってことで、“オーディションに行きなさい”って言われて行かせていただくことになった」と自分でも“異例”だと話すオーディションを受けた経緯を明かした。

 そのオーディションでは思わぬアクシデントもあったという。「受かったんですけど…今でも忘れないんですけど、オーディションで大遅刻して、寝坊して。やる気がなかったわけじゃないんですよ、緊張してかな?」と苦笑。「フリートークをおねえさんとしてから1曲歌ってくださいってオーディションで、やけくそになってたんで“寒いね、最近は。おにいさんは寒くて布団から出られなかったよ。『北風小僧の寒太郎』”って歌いだしたんですけど、それで受かったんです」と懐かしんだ。
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