草刈正雄 芸能界入りのきっかけは「お金に釣られてというところが」 当時のギャラを告白

2023年01月27日 18:35

芸能

草刈正雄 芸能界入りのきっかけは「お金に釣られてというところが」 当時のギャラを告白
俳優の草刈正雄 Photo By スポニチ
 俳優・草刈正雄(70)が、27日放送のNHK「ニュース きん5時」(金曜後5・00)に出演し、芸能界入りのきっかけについて語った。
 福岡県北九州市に、米国人の父と日本人の母との間に生まれた。父は草刈の生前に死去。草刈は16歳の時にスナックで皿洗いのアルバイトをしていたという。「マスターが“お前は見てくれがいいから、モデルになったらもう少し稼げるぞ。やってみるか?”と言って」。昼にも働いていたが、昼職の初任給が1万9000円ほどだったのに対し、「(モデルは)5万円くれてたんですよ。それにビックリして。お金に釣られてというところがあったんですけどね」とぶっちゃけた。

 モデルからしばらくして俳優の道に。ところが、役者としての基礎もなく、苦労したという。「お芝居をちゃんと学んだこともないし、ある女優さんに言われたことがあるんですけど、“あんたもういなくなるよ”って。“もう少しお芝居を磨かないとダメよ”と言われたことがあった」。持って生まれたネガティブ思考から、俳優として続けられるか悩んだそうで、「悩む方でね。すべてネガティブに考えるもんですから、大変ですよ、僕の性格は」とも明かした。

 それでも俳優を続けてこられたのには、退路を断った自身の覚悟があったという。「この仕事しかないのなというのは、若いころから思ってたんです。思いながら自信ないなというのも反面、あるわけですよね。この仕事しかない。マズっちゃったら後がないぞと。他に何もできない、俺はと思っちゃって。やめちゃいかんと思いました。やり続けるしかない。まさにそれしかない」。そのためには常に演じることを考えたといい、「俳優はやっぱり芝居をやっていないとダメだと思いましてね。芝居の中に浸かっていないと。僕の場合はそうじゃないとダメじゃないかな?と思い込んでいるところはありますね」と自己分析していた。
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