芥川賞作家・西村賢太さん一周忌法要営まれる 友人・玉袋筋太郎「ゲラゲラ笑って最高の法要になった」
2023年01月29日 14:48
芸能
西村さんは中学卒業後、肉体労働などのアルバイトをしながら小説を執筆し、2004年から文芸誌に小説を発表。07年に「暗渠(あんきょ)の宿」で野間文芸新人賞を受賞。11年には日雇い仕事で生計を立て、暴力的な言動を抑えられない若者の生きざまを描いた「苦役列車」で芥川賞を受賞した。記者会見では、決定の知らせを受けた時の状況を聞かれ「自宅で(待っていた)。そろそろ風俗に行こうかなと。行かなくて良かったです」と型破りな受け答えをして会場が大爆笑。同作はベストセラーになった。その後も破滅型の私小説の書き手として人気を誇った。藤沢清造については「僕よりダメな人がいて、それで救われた」と話し「没後弟子」を自称、小説集出版にも尽力していた。昨年2月4日、タクシー乗車中に意識を失い病院に搬送され、5日午前6時32分、東京都北区の病院で急死。早すぎる死に惜しむ声がさまざまな分野から上がっていた。