中村獅童　呼び捨てしてくる年下俳優「この人と團十郎君だけ」　仲良しだけど…直接本人をチクリ

　歌舞伎俳優の中村獅童（50）が29日放送のフジテレビ「ボクらの時代」（日曜前7・00）に出演。俳優の伊藤英明（47）、「TOKIO」の松岡昌宏（46）と対談し、自身のことを伊藤が呼び捨てにしていると暴露した。 　友人でもある3人は2012年に同番組へ出演しており、10年ぶりに再共演。獅童は伊藤に向かって「ヒデ、丸くなったね。昔はクソ生意気でねえ…俺のこと呼び捨てするの、この人と（市川）團十郎君だけですよ。飲み場だからこそダメだよ。せめて獅童さん、獅童くんにしてくださいよ」とチクリ。伊藤から「（生意気なのは）人のこと言えないでしょ。（呼び捨てするのは）まあTPOだろ」と切り返され、「なんだそれ！TPOで呼び捨てなの！」と爆笑しながらツッコんだ。

　獅童はこの10年の間に再婚し、2人の子供が生まれた。「結果から言うと、今が一番楽しい」という。今後やりたいこととして、「歌舞伎は血縁とか血筋のイメージが強いと思うけど、そうじゃない人はいい役もらえないみたいなね。そういうところも変えていきたい。お弟子さんを主役にする舞台をしたり。江戸時代は当時の最先端で、歌舞伎者が時代を開拓していた。現代も、伝統を守り、時代を切り開く精神がないと、若い人たちもそうだし、今に生きる演劇として残っていけないんじゃないかっていう危機感はある」と語った。

　歌舞伎だけでなく、映像作品にも多数出演するなど幅広く活躍しているが「自信はいまだにないよ。上らなきゃいけない山があるじゃん。作品とか役柄とか、無理かもしれない、できるっていう、はざまにいて。弱い自分を打ち消すために稽古したり、何かしたりする。次にもっと高い山が来るっていうのが人生。その時に自信はつけてると思うけど…自信って一生ない」と率直な思いを口にした。

　獅童と同い年の俳優・木村拓哉を「木村さん」と呼ぶ伊藤に、「ほんとにヒデ、木村君のこと好きなんだなってよくわかった。でも俺、木村君と同い年なのよ？木村さん、木村さんっていうのに、なんで俺には“オイ、獅童！”って。おかしいだろ」と苦笑しながらも最後まで文句タラタラ。初対面で呼び捨てにしたからこそ仲良くなったという伊藤に、松岡から「またそこに戻るの？」とツッコまれて笑いを誘っていた。