野田元首相 支持率低下の岸田政権に「ミスジャッジ」指摘も自戒「1強作っているのは多弱の野党」
2023年01月29日 17:31
芸能
岸田内閣について見解を問われた野田氏は、昨年7月の参院選以後、25年まで大きな国政選挙がない点に着目した。「去年7月の参議院選挙では勝ったんですよね。“黄金の3年間”と言われて、いろんなことを何でも手にする3年間になるだろうと」。そんな中で政府の対応のまずさが各所に出たといい、「余裕というか安心が出てきてからのミスジャッジが増えましたね」と指摘した。
その一つが、世論を二分した安倍晋三元首相の国葬問題。「国葬も早く決めすぎたじゃないですか?お亡くなりになってから6日くらいたってから、記者会見で(発表した)。早すぎた」。さらに世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題や失言、政治とカネの問題で閣僚たちが次々と辞任に追い込まれたことも挙げ、「身体検査をやらないで、去年の臨時国会の途中から年末にかけて、4人の閣僚がドミノのように辞めていった。全部ミスジャッジから来ちゃっているんですよ」と分析した。
一方で、自戒の念を込めるように、立民や野党の無力さにも言及した。「オウンゴールなんで、我々が勝ち取って支持を集めているわけではないので、一方的に自民党のオウンゴールなので、通常国会が始まってから、我々がどうやって支持率を上げていくかということになりますね」。その上で「1強を作っているのは、“多弱”の野党です。弱くてバラバラの野党がいるから一つだけ強くなっちゃう」と、野党側の結束の重要性を訴えていた。