「森三中」大島美幸　芸人成功のきっかけ　我慢した人生の一大イベントとは

　栃木出身でお笑いトリオ「森三中」の大島美幸（43）が1日放送のNHK「ロコだけが知っている」（水曜後7・57）にゲスト出演。芸人成功のきっかけとなったエピソードを披露した。 　黒沢かずこ、村上知子とともに1998年に結成した森三中。体を張った芸風でブレイクし、今やトリオだけにとどまらず、3人それぞれ単独での活動も多い。ただ、デビュー当初は3人のガムシャラさとは裏腹になかなか芽が出ず、苦しい時期が続いた。

　そんな中で迎えた20歳の成人式。偶然にも月1回のお笑いライブと重なってしまう。「若手芸人には（成人式に行く）選択肢はなかった。500円しかもらえないけど」と少ないチャンスをつかみたい一心で人生の一大イベントを諦めたという。

　芸人成功へ奮闘する大島に後日サプライズが。出席できなかった寂しさを心配した家族が大島を中華食堂に連れていき、身内だけで成人式を祝ってくれたという。家族の優しさを受け「売れなきゃいけないなと。それが親孝行かな」と覚悟を決めて、より一層闘志に火がついたことが成功につながったとしみじみと振り返っていた。