成河　アニメ映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」で吹き替え「大悪党なのに愛嬌があって惹かれました」

　俳優の成河（41）が、アニメ映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」（3月17日公開）で日本語版の吹き替え役を務めることになった。帽子にマント、長ぐつがトレードマークの猫「プス」の大冒険を描くシリーズ第2弾。成河はプスの敵役で「ジャック・ホナー」という魔法動物使いを演じる。 　性格がひん曲がった悪役に「非常に屈折した、完全にネジが飛んでいる大悪党なのに妙に愛嬌があって、でも絶対に近づきたくない、そんなキャラクターです。子供が邪気を膨れ上がらせたまま大人になってしまったような悲しい人物でもあり、そこに惹かれました」とコメント。作品を通して「側にある大切なものに気がつくためには、過去の栄光やプライドを捨てなければいけない、その難しさと大切さに、あらためて気付かされました」とした。

　同作は、9つあったはずのプスの命が残り1つとなり、命のストックを目指して新たな冒険に出かけるストーリー。プス役は山本耕史（46）が吹き替えを担当する。