金子恵美氏 首相秘書官スピード更迭の裏事情を解説「総理は“まず釈明だ”と言っていたらしいけど」
2023年02月07日 21:29
芸能
金子氏は、荒井氏の発言について「一発アウトだと思う」と自身の見解を述べた上で、「総理ご自身は“まず釈明だ”と言っていたらしいんですけど、即“これは更迭です”と周りが言ったことで、すぐに決断した」と解説。岸田首相の様子見スタンスに、周囲が待ったをかける形でスピード更迭に至ったという。
荒井氏の発言の発端は、1日の衆院予算委員会で岸田首相が同性婚について「全ての国民にとっても家族観や価値観、社会が変わってしまう課題」と発言したこと。金子氏は「岸田さんがこうした、“社会が変わっていく”って、自民党の中の保守色を持つ人たちの考え方ですけど、(保守派に)だいぶ配慮している気がして、正直驚きました」と率直な感想を口にした。
自身も保守だという金子氏だが、あえて保守派に提言した。「伝統的な家族観、家庭観というものにこだわりすぎて、この国に住んでいることがつらい、生まれてこなければよかった、他の国に行きたいという人がいたとして、それをよしとするのかということを、保守のそこにこだわっている人たちに考えてもらいたい」。少子化対策が国家的な課題となっている中、さらなる人口流出につながりかねない事態に警鐘を鳴らした。
また「時代に合わせて変革してきたのが真の保守」と持論を語った上で、「社会全体に認めていくことを率先してやるべき保守の人たちが、個人の自由や尊厳と、伝統とどっちを守るべきかが分からなくなっている気がして。保守の方々もそこを考えてもらいたい」と訴えた。