片岡愛之助 自身の名前を「女の子みたいだな」と思っていた 周囲のイメージに驚き「イコール…」
2023年02月08日 14:35
芸能
愛之助は21年に他界した養父・片岡秀太郎さんも関西に住んでいたのかと聞かれると、「そうですね。亡くなりました父も祖父(十三代目片岡仁左衛門)も。祖父は京都に住んでおりまして。父は大阪に住んでおりましたから。私が入れていただいた学校というのが、いわゆる仁左衛門、秀太郎学校であるわけですから、師匠の背中を見て育ちましたから、師匠たちが上方に居を構えて歌舞伎に向き合ってる姿を目の当たりにしておりますので、私もせめてそこぐらいは近づこうかなと思いまして、上方に居を構え、役者として務めさせて、精進させていただいてる次第でございます」と語った。
黒柳が「そうして仁左衛門さんとこの部屋子で」と語ると、愛之助は「はい、部屋子で。養子に来ないか、と今の父である秀太郎に言われまして。養子に入るのと同時に、名前を、愛之助を襲名させていただいたのが19歳です」と明かした。
黒柳が「ただ愛之助って名前が初めは恥ずかしかったんですって、なんか」と話すと、愛之助は「そうですね。こんなこと言うたら怒られますけどね」と苦笑い。「あの私それこそ18歳の時ですかね、“(片岡)千代丸からそろそろ名前を”って言われましてですね、“愛之助という名前が”って言われたら、“愛”じゃないですか。ちょっと女の子みたいだな、と思って。もちろんそんなこと言えませんし、“ありがとうございます”って言ったんですけど、愛之助かあって」と振り返った。
「珍しい名前じゃないです?」と愛之助。先輩の歌舞伎俳優に話すと、「愛之助なの?」と驚かれたとし、どういう意味かと不思議に思っていたところ、「いわゆる老け役ばかりなさっていた方が愛之助さんなんですって。私今六代目なんですよ。先代が五代目なんですけど、五代目の愛之助さんはもう老け役ばっかりなさってたんで、先輩方の片岡愛之助っていうイメージは、イコール老け役だったんですね」と驚きの事実を明かした。
「だから僕は先代さんはお会いしたことがないので、イメージがなかったんですけど、それを聞いて驚きまして。そういうお名前なんだと思って」と語ると、黒柳は「あなたのところから、若く奇麗な人って言うのが」とフォロー。愛之助は「いえいえ、僕奇麗なこともないですけれども」と謙遜した。