佐野史郎 一昨年に「徹子の部屋」でがんを公表した理由には「母のように」慕っていた大女優の存在があった
2023年02月09日 14:01
芸能
司会の黒柳徹子から「とにかくお元気で。良かったですね」と振られると、佐野は「ありがとうございます」と返答した。
黒柳が「おととしの出演は、2度目に入院なさる直前だったんです。病名をおっしゃろうとしたのも、第2の母である野際陽子さんとあたしが(親しかったから)」と17年に他界した女優の野際陽子さんの存在が大きかったと語ると、佐野は「まあそんな隠すつもりはなかったんですけれども、連続ドラマ、途中で降板してしまいましたし、まあちょっとあまりお騒がせしたくないという気持ちもあって、お招きいただいた時は、がんもかなり抑えられていて、抗がん剤治療と自家移植っていう自分の健康な細胞を抽出して、でがん細胞を限りなく殺したところに再注入して骨髄から健康な細胞を取り戻すっていう、治療が」と回顧した。
「まあその直前だったんですけれども、『徹子の部屋』にお招きいただいて、多発性骨髄腫にり患していることを、黙ってるわけにもいかないっていうか、徹子さんとこうやってお話したらそりゃ話しますよ。ちょうどいい機会だっていったらあれなんですけれども。野際さんと親しくなさって…」と笑顔。黒柳が野際さんについて「あなたのことを息子のように」と続けると、佐野は「本当に母のように。公私を超えて野際さんにはお世話になってたし、そのご親友であるわけだから、僕としては親戚のお姉さんに、ちょっとこれはご報告しないことには、治療に入れないぞというような気持ちもありまして」と思いを明かした。
黒柳が「本当にあの時びっくりしましたけど、本当にお元気そうでね」としみじみと話すと、佐野は「はい。無事に1年あまりたちますけれども、昨年はいろいろ、いつも通り連続ドラマも、映画も、いろいろ。そんなに(以前と)変わらなかったですね」とうれしそうに話した。