さだまさし「どれだけ背負ってるかがエッセンスになる」 曲作りは「自分の想像外じゃないとつまんない」
2023年02月09日 22:35
芸能
そんな楽曲について日本を代表する作曲家で47年さだの編曲を担ってきた渡辺俊幸は「メロディーは音階が連なっている部分が非常に多いんですよね。音が極端に飛ぶと、それはそれで1つの緊張とかインパクトが生まれるんですけど、そういう要素が彼の音楽には少なくて自然に心にしみ入ってくることに結びついてくる。こういった音楽はさださんしかないねっていう魅力がある」と証言した。
毎年のように新曲作りに取り掛かるさだは「600曲近く作ってきてますからね、大概自分のやりたいような方向にメロディーがいっちゃうんですよね。昔やったことはやりたくないし、新しいものってそう無いし。(それでも)その中で精いっぱい新しい何かを伝えていくっていうんですかね。あー難しい」と悪戦苦闘。
そんななか、ラジオの仕事やハガキを使ったテレビの生放送からもヒントを得ているとし「あがいて、あがいて。それだけ心の中のストックがだいぶ枯渇してきてるのかな。歌にしてもカツカツの歌になる。僕はいっぱい、いーーーーっぱい背負ってないといけないんです。どれだけ背負ってるかが搾ってきたときのエッセンスになるので」と曲作りの“秘訣”を明かした。