王将戦第4局2日目 藤井王将の「5二同王」にどよめき 副立会人の佐々木大地七段「真意がわからない」

2023年02月10日 09:50

芸能

王将戦第4局2日目 藤井王将の「5二同王」にどよめき 副立会人の佐々木大地七段「真意がわからない」
<第72期王将戦 第4局第2日>2日目に臨む藤井王将(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第4局が10日午前9時、前日から行われている東京都立川市の「SORANO HOTEL」で再開。藤井の封じ手「5二同王」に検討室は騒然となった。
 1日目に王手をかけた羽生の▲5二桂成に対する応手となる66手目に、2時間24分の考慮を費やした藤井。そのまま今シリーズ初めて藤井が封じる形になったが、立会人の森内俊之九段(52)、副立会人の佐々木大地七段(27)ともに「5二同銀」と予想していた。同王とした場合は羽生からの厳しい攻めの手順があり、同銀とすれば互いに攻め合う展開となりそうだったからだ。

 封じ手を見た佐々木は「真意が分からない。一目大技を食らいそうな形ですが、藤井さんがあれだけ考えて指した一手。怖さはあるので、この後の検討で掘り下げたい」と話す。控室を訪れた谷川浩司十七世名人(60)も検討に参加しており、「1日目の検討では同銀の方が良かった。同王とし、羽生さんからの激しい攻めを受け切れば…と思ったのかもしれません」と対局を見守った。
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