河野太郎デジタル相 マイナカード未取得者、健康保険資格確認書の有料案に「しっかり議論したい」
2023年02月12日 16:29
芸能
司会のフジテレビ解説委員の松山俊行氏は「自治体側がマイナンバーカードの普及率100%を目指すということでやっているということですけれども、一方でカードを持っている人と持っていないない人でサービスに差が出てきてしまうと。この差異が生じる問題についてどう考えてますか?」と聞くと質問。河野氏は「マイナンバーカードを普及させるために、取っていただいた方にメリットが出ますというのは私はありだと思います」とし、「取らないと罰則というのは、ちょっとどうかなと思いますけども、このマイナンバーカードを使っていただくことで、行政側にも必要な所にリソースを振り分けるということができるようになりますし、市民の皆さんにもメリットは大きいということになりますから、それぞれの自治体でマイナンバーカードの取得を増やしていただくっていうのは、これはお願いをしています。ワクチン接種の時のように、接種してくださった方にメリットありますよってのはありで、嫌なかったらデメリットですっていうのは、ちょっとそこは疑問かなと思います」と自身の考えを述べた。
また、松山氏が「マイナンバーカードの利便性向上ということでいえば、健康保険証との一体化ということを今進めていますけれども、このマイナンバーカード普及に向けた今後でさまざまなサービスが予定される中で、秋ごろに現行の健康保険証が廃止されてマイナ保険証に一本化するという方向でやっているということですけれども、このマイナ保険証を持たない人については、資格確認書という別の確認書をつくって、それを提供するという方針だと聞いています。これに対して有料で発行して手数料を徴収する案も出ている案も出ているということで、政府与党内からは一部反発の声、懲罰的なやり方はちょっと違うんじゃないかって声も出ているようですけど、こういった意見はどういうふうに受け止めますか?」と聞くと、「健康保険、保険料を払っていただいていれば、保険診療を受けられるという大前提ですから、その前提に立って今議論をしているところで、答えはおのずと出るんだろうと思います。ただどういう形でどういう資格書の出し方にするかというのは今議論しているところですので、これ決まったらお知らせしたいと」と答えた。松山氏は、さらに「カード持っていない人で今、紙の健康保険証を持っている人がそのまま持っていれば何もお金かからないのに、新たに資格確認書だったらお金取られるのは、ちょっと違うんじゃないかって意見ありますけれども、こういった意見はどうですか?」と突っ込んで聞いたが、「どういう出し方にするかはしっかり議論したいと思います」と答えるにとどめた。