羽生九段 B級1組で勝利し残留決定 14日は27年前、王将を奪取し当時の全7冠を独占した記念日

2023年02月14日 23:20

芸能

羽生九段 B級1組で勝利し残留決定 14日は27年前、王将を奪取し当時の全7冠を独占した記念日
将棋・羽生善治九段 Photo By スポニチ
 将棋の羽生善治九段(52)が14日、東京・将棋会館で、第81期名人戦B級1組順位戦で横山泰明七段(42)と対局し、96手で勝利した。今期30期ぶりにA級から陥落した羽生は、1期での復帰こそ逃したが5勝6敗とし、1局を残して3枠ある降級を回避して残留を決めた。
 14日は27年前の1996年、山口県下関市での本社主催・第45期王将戦7番勝負第4局で谷川浩司王将に開幕4連勝し、当時の全7冠を史上初めて独占した記念日。今年度30勝目(16敗)の節目でもあり、2017年度の32勝(22敗)以来5年ぶりに大台へ到達した。昨年度は14勝24敗と85年度のデビュー以来初めて負け越したが、復調気配が際立っている。

 先手は横山で戦型は相掛かり。ひねり飛車のように飛車を左右に活用した横山に対し、羽生は桂のタダ捨ての王手からチャンスをつかんだ。終局は午後10時57分。

 羽生は18年に失った竜王以来、通算100期目のタイトルへ第72期ALSOK杯王将戦7番勝負で藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖を含む5冠=に挑戦中。現在2勝2敗で臨む第5局を25、26日、島根県大田市「さんべ荘」で控えている。
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