NHK、男女逆転「大奥」で新境地 ネットに衝撃走った仲里依紗の刺激的すぎる「濡れ場」の秘密は…

2023年02月15日 11:01

芸能

NHK、男女逆転「大奥」で新境地 ネットに衝撃走った仲里依紗の刺激的すぎる「濡れ場」の秘密は…
ドラマ10「大奥」第6話。最愛の一人娘・松姫の急死を受け、泣き崩れる綱吉(仲里依紗)(C)NHK Photo By 提供写真
 “男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)は2月14日、第6話「五代将軍綱吉・右衛門佐編」が放送された。「子を産む」ことを求められた徳川綱吉を演じる女優・仲里依紗(33)の、妖艶さと悲しみを含む熱演がネットでトレンド入りする大反響を呼んでいる。視聴者が衝撃を受けた綱吉の「夜の営み」の場面には、NHK初となる「インティマシー・コーディネーター」が導入された。同局の意図とは。
 <※以下、ネタバレ有>

 原作は、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載された漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去3度、映像化。今回は家光編から物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化される。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの森下佳子氏。

 第6話は「五代将軍綱吉・右衛門佐編」。綱吉(仲里依紗)は桂昌院(竜雷太)の反対を押し切り、右衛門佐(山本耕史)を側室候補に挙げようとするが、右衛門佐は“とある理由”から綱吉への忠義を示すことが可能な役目を懇願。一方、側用人・柳沢吉保(倉科カナ)と桂昌院は、綱吉が気に掛ける右衛門佐の失脚を狙い、あらゆる手を尽くし…。そんな折、綱吉の一人娘・松姫を悲劇が襲い、綱吉の人生の歯車が狂い始め…という展開。

 この回、一人娘・松姫を失った綱吉は、父・桂昌院から跡継ぎを生むことばかりを求められる。父の愛とは知りながらも自分の悲しい運命を悟り、周囲からは“性に奔放な将軍”と思われながらも、将軍としての定めを果たそうと感情を押し殺す日々だった。この綱吉の悲しい運命を、「夜の営み」のシーンがより視聴者に、網膜を通して効果的に訴えてくる。仲里依紗の妖艶な熱演が、将軍の悲しみをより一層、見る側に伝えていた。

 刺激的なシーンに、視聴者は「NHK、攻めてる…」「NHKでこれを放送するとは」と衝撃を受けた様子。見事に演じきった仲に、「仲里依紗がすごすぎた…」「仲里依紗の上様、最強伝説!」「家光と有功は閨でふたりきりの『恋愛』をしていたけれど、それが成功例としてシステム化したことで綱吉の頃には『義務』になっているの本当に残酷」「仲里依紗様こんな表情するんだ…凄すぎた。どんどん壊れていく上様、涙を流す上様。仲里依紗様圧巻でした。素晴らしすぎました」と称賛する声が多く上がり、ツイッターの国内トレンドに「大奥リアタイ」「仲里依紗」「右衛門佐」が続々と上がるなど、大奥がネットの話題を席巻した。

 視聴者を泣かせたこのシーンについて、NHKは初めて「インティマシー・コーディネーター」を導入させたと発表。「ヌードやキス、セックスなどインティマシー(親密な)シーンにおいて、制作側の意図を十分に理解した上でそれを的確に俳優に伝え、演じる俳優を身体的・精神的に守りサポートする役割の方です」と説明し、「コーディネーターが介在する事で、不安や懸念のある俳優が、場合によって『NO』と言える環境を作り、萎縮することなくリラックスした状態で演技に最大限集中してもらうことを目指しました」と意図を明かした。

 新導入によって新たな扉を開いた同局の取り組みに、視聴者からは「上品さの中に艶やかさがあって素敵なシーン作りでした」「大河ドラマでもぜひお願いします!」「俳優さんへの配慮がある作品を目指しているとのこと、視聴者も安心して表現に集中できます」「原作を読んでいるので、あのシーンをどう描くか気になっていました。あのシーンがあってこそ、将軍であるがゆえにどれだけ苦しんでいたかが、より伝わりました」と、称賛する声が多く寄せられた。
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