北島三郎　最後の弟子4人が一本立ち　原田悠里らに“親心”で激励「巣立った後も良い風吹くよう」

　演歌歌手の北島三郎（86）が率いる芸能プロダクション「北島音楽事務所」に属する北山たけし（48）ら弟子4人が独立し、一本立ちすることが発表された。 　北島音楽事務所に所属している弟子の歌手全員が「のれん分け」という形で一本立ちすることになった。北山をはじめ、原田悠里（68）、山口ひろみ（47）、大江裕（33）の全4人。今春を予定している。北島は「巣立った後も良い風が吹くよう、どこか見えないところで押し上げていきたいね」と温かい“親心”で、最後の弟子たちの行く末を見守っていく。

　以前から「北島ファミリー」で公演する際に「ファンの方がどこかで、私とファミリーを比べてしまうことがあったと思う。そういう時に“自分が壁になってはいけない”と思っていた」と胸の内を吐露。「いつかは自分の帆を張って漁に出てもらいたいという気持ちがある。私も年齢的なものがあるし、この子たちも一本立ちで頑張っていける」と取材に立ち会った4人を激励した。

　▼原田悠里　弟子の中で40年、一番長く先生のそばで守っていただいた。追い風か向かい風か分かりませんが、先生へのご恩を忘れずに頑張っていきたい。

　▼山口ひろみ　北島先生は神様のようで、父親のように大きく包み込んでくださる方。師匠の偉大さには比べることはできませんが、少しでも恩返しができるよう精進したい。

　▼北山たけし　北島ファミリーの一員として過ごしてきた時間は、自分にとって一生の宝物。今後も、ファミリーの絆を絶やすことなく、北島演歌の心を紡いでいきたい。

　▼大江裕　デビューして15年。先生の後ろ姿から学んだことを忘れずに、これからも歌の道を精いっぱい精進してまいりたい。