EXIT兼近大樹「加害者を根絶する。そのために何ができるかというと」“ルフィ”広域強盗事件に言及

　お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹（31）が15日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）にコメンテーターとして出演し、広域強盗事件について言及した。 　番組では、「ルフィ」などと名乗る指示役が暗躍した強盗や窃盗事件が相次ぎ不安が広がる中、横浜市都筑区にあるプロ野球DeNA・斎藤隆コーチ宅に14日未明、何者かが侵入する事件が起きたことや、広域強盗事件に関連して海外で偽装の身分証明書の作成が横行している実態などを伝えた。

　MCの谷原章介が「兼近さん、こうした最近頻発している一連の強盗事件、特別な思いで注視してきたと思いますが、いかがですか？」と聞くと、広域強盗事件に関与した疑いのある容疑者とかつて接点があった兼近は「そうですね、僕としてはやっぱり昔の自分の知り合い、今は全く関係ないとはいえ過去に知り合いだった地元の方っていう人がこういうふうに騒がしているということに関して本当に申し訳ないなって気持ちはあります」と謝罪した上で「そしてやっぱり今、われわれにできることっていうのは、僕を含め社会全体で被害者のケア、支援をしていくことっていうのはすごく大切で、1番しなきゃいけないことだなっていうのはあるんですけども、加害者をまずどうにかしなきゃいけない」と指摘。その理由を「そうしないと被害者ってなくならないと思いますので、やっぱり加害者を根絶する。そのために何ができるかというと、加害者を知ることだと思うんですよね」と説明した。

　「だからなんでこんなことするんだっていう疑問で終わらないで、その奥をもっと皆さんで知っていく。今回の事件をきっかけに加害者がどうしてそういうことをしてしまうのか。そこでしか評価されないからなのか、お金が理由なのかとか、孤独を抱えているとか、家庭環境でそうなってしまったとか、そうなる前に、われわれ社会全体で教育だとか、目を向けていくことがすごく大事だなと思いますので」と自身の考えを話し、「僕はこれからもそういう被害者の支援はもちろんのこと、加害者に回らないように、そういうところにも目をしっかり向けていくということをしていきたいなと思いますので、皆さんと一緒に頑張っていきたいなと思います」と厳しい表情で語った。これに対し、谷原が「これからも見つめ続け、考え続けていきましょう」と言うと、兼近は「はい」とうなずいていた。