宝塚花組「うたかたの恋」通し舞台稽古　トップ柚香光「全員そろって迎えられることに感謝」

　宝塚歌劇団花組公演「うたかたの恋/ENCHANTEMENT」が18日、東京宝塚劇場で幕を開ける。初日に先駆け通し舞台稽古が行われた。 　「うたかたの恋」は、83年に麻実れい、遥くららのトップコンビで初めて雪組で上演され、その後幾度となく再演された作品。初演から40年がたち、新たな演出でよみがえった。

　トップスターの柚香光（ゆずか・れい）は、オーストリア皇太子ルドルフを演じる。トップ娘役の星風（ほしかぜ）まどか演じる男爵令嬢マリーとの悲恋を描く。柚香が皇太子ルドルフを演じるのは「エリザベート」に続き2度目。この作品のルドフルをやりたかったという。

　ショー「ENCHANTEMENT」は「香水」をテーマにトップコンビをはじめ、2番手スター水美舞斗（みなみ・まいと）らが華麗なダンスを届ける。

　初日を前に柚香が「予定通り全員そろって通し舞台稽古を迎えられることに感謝いたします」とあいさつ。「劇場という空間でお届けする舞台は、皆様のご支援あってこそと存じます。お芝居では19世紀の皇太子と令嬢の悲恋の世界へと、ショーでは調香師の私が皆様を魅惑の宵へとお誘いいたします。千秋楽までどうぞお楽しみください」とコメントした。

　3月19日まで。千秋楽公演は全国の映画館でライブ中継される。千秋楽と3月2日18時半の新人公演は「タカラヅカ・オン・デマンド」でライブ配信される。