小室哲哉　自身の曲の中で好きな詞とは「歌っているうちにその言葉が出てきて、出来ちゃった」

　音楽プロデューサーの小室哲哉（64）が16日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO　SPEAKEASY」（月～木曜深夜1・00）に出演。自身が制作した楽曲で好きな曲について明かした。 　親交がある社会学者の古市憲寿氏とのトークの中で「自分の中で好きな詞の曲はあるか？」と聞かれた小室は「よく聞かれるんだけど、メロディーと歌が一緒に出てくる時はまあまあいい曲ができる」と見解。そのうえで「（TRFの）『寒い夜だから』とかはメロディー作ったと同時に言葉も出てきたし、（篠原涼子の）『恋しさとせつなさと心強さと』も歌っているうちにその言葉が出てきて、出来ちゃった。後からハメなきゃいけないっていう感じじゃない曲もあって」と明かした。

　「恋しさとせつなさと心強さと」については「恋しさとせつなさと心強さと　2023」として昨年末のNHK紅白歌合戦で披露され、小室もサプライズ共演して話題となった。

　同曲はアニメ映画「ストリートファイターII MOVIE」の主題歌として制作された。「格闘技のゲームなら何でもいいんだけど、世界中につわものたちがいるんだけど、1人だけ春麗（チュンリー）って女の子（のキャラクター）がいて、その春麗が格闘家たちを応援するっていう気持ちになって書いた曲。“みんな頑張ってね！”って。誰を推すっていうわけじゃなくて、“みんなそれなりに頑張って！”って。涼子ちゃんに春麗役をやってもらった」と制作への思いも明かした。